勾玉のことはとことん知りたい、見たい という方へのご案内です。
◎ 玉依比売命神社 ◎
年に一度の神事
もう正月の予定もたてていられるいられる方も多いと思いますが勾玉好きな人には見逃せない神事です。
勾玉好きな人は何万、いや何十万人といるかと思いますがこの神事を体験したり見られた方は関係者を除いたらごくごくわずかなこと間違い無。
主祭神は神武天皇のお母君、
玉依比売命(たまよりひめのみこと)神社
勾玉を主とした玉の数は800個以上
1 月 7 日
場所は 長野市松代町
郊外の山のふもとにひっそりと建つ神社。
古い記録は定かでないが玉の増減でその年の吉凶を占うというこの神事は江戸時代中期にはすでに行われていたという。
この玉の数は毎年違うということですが昔は畑や田んぼから拾ったもの、古墳や墓から出土したものなどなど地元に密接に関係するものだったそうですが最近ははるか遠くから来て奉納される方もいるとのこと。
かくいう私も数年前、緑と紫の勾玉を奉献しましたら神事に招いてくださいました。
午前のビリビリとしびれるような寒さの中 9時ごろから神事は始まります。
神主が白覆面をして神前で木製の保管箱から取り出して「一つ、二つ、三つ・・・・・」と数え、
それを確認し記録する氏子、数え終わった玉は上座に神聖な場所を設け並べていく。
次はどんな玉かと注視する中一定の間合いを保って数えられていく玉の数々。
玉の形は勾玉、管玉、切子玉、丸玉。材質は翡翠、メノウ、碧玉、滑石、水晶、ガラス、蛇紋岩
土製と様々、
勾玉にも子持ち勾玉、形状の面白いもの、大きなものから小さいものまでここだけしか見れない
玉の数々に圧倒されたことを思い出します。
数え終わるまでほぼ1時間半。
終了後ガラスケースに入れられ午後3時ごろまで一般の人にも見られるように展示されます。
なお希望者には神社内に入り玉串奉納が許されます。(もちろん神社のしきたりに従うのは当然です)
終了後お神酒をいただき今年の願い事を祈ります。
ここ松代は真田氏の居城のあったところ、佐久間象山の生地でもあります。
◎ 屋根には真田の六文銭が ◎
人知れぬ隠れた名所です。
もっと詳しくお知りになりたい方はご連絡ください。
来年は私も神事に参加の予定です。
またご参考までにここ以外に玉を多く蔵す神社をご紹介いたしますと
静岡県浜名郡新井町 二宮神社
奈良県 石上神社
があります。
もし行かれるならば児玉神事に参加して
松代市内の象山神社から長野の善光寺参りも良いでしょう。
(参考 土田 孝雄著 「奴奈川姫と翡翠文化」 2003年)
21日から4日間中国に行ってきます。
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