あちらの9月といえばまだ雨期,
マンダレー飛行場に着陸態勢に入った飛行機からはところどころ水につかった畑が鏡のように輝いて見え改めて異国に来たんだなという思いに浸ります。
思えば、初めてミャンマーに来た時、最初に訪れたのもマンダレーでした。
それからミャンマーへ来れば必ず訪れるようになったマンダレー、私の大好きな街となっています。
そのマンダレー、今は電力事情も良くなり1日12時間は電気が来るとのこと、日本語を教えている「人センター」の先生もほっとしている様子でした。
なんでも今年中には水力発電所が完成してさらに良くなると言っていました。
さて、翡翠のお話ですが
ミャンマーと国境を接する中国から陸路入国できなくなったとのことです。
雲南省 昆明(クンミン、コンメイ)から空路マンダレーに来ることになったのです。
中国の国境の町「瑞麗」からシャン州ラショウを通りマンダレーに来るのが一般ルートですがここを利用できなくなったのです。
ただしミャンマー人は今まで通り陸路行ったり来たりできます。
理由はいろいろとあるようですがその一つには「密輸」防止にあるようです。
翡翠の密輸も問題ですがそれより問題なのが「麻薬」。
ミャンマー出国時に見つからずに到着した相手国で麻薬が発見されたという話はここ数年の間に何度か聞いたことがあります。
その度に空港の手荷物検査が厳しくなるということが繰り返されてきました。
陸路では飛行機よりもっと容易にしかも大量にできるわけでそれを防止しようという訳です。
また 利用率の低いマンダレー空港の活性化も目的でしょう。
北京や広東省から来る人には便利でいいですが翡翠業者の多い国境の町瑞麗の人たちは非常に不便になりました。
もっともよくミャンマーに来る中国人はミャンマーの身分証明書を持っている人も多いですが実情はどうなんでしょうかねえ。
それでも翡翠を買いにきた中国人を結構見かけました。
遠くは北京から来たバイヤーとも一緒になりましたががこの人たち例の赤翡翠も買い、他にも積極的に物色していました。
ここで見る限り中国人の買い意欲は旺盛だと感じました。
というのも今年は降雨量が多く翡翠鉱山では100人以上がなくなったといい、翡翠鉱山からあまり翡翠が来ていないのに中国からのバイヤーが多い。
それにあと1か月もすればヤンゴンでオークションがあるというのに・・・・。
「中国人の翡翠の買い意欲はだいぶ強くなっている」 と感じています。
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